先々週のことですが。
コメ・ニコラは家で仕事をしているのですが、
上の階の騒音がひどくて気が狂いそうになったので、
ちょっと気分を変えるために、本当に久しぶりに、何年かぶりで
貸しアトリエに行ってきました。
ジュエリーの学校の先生が開いた集合アトリエ…というか、
場所貸しのアトリエです。
1日借りて25ユーロ。
木曜日に行ったのですが、その日はたまたま授業がある日でした。
授業と言っても、各自がそれぞれの目的に合わせて自分で課題を持ってきて、
コーチングしてもらうという形式になっています。
もうそれこそ、「金属はなまさないと硬くなるんですよ」という初歩の初歩から
習っている人もいれば、
カルティエをモデルにして、ジュエリーを作っている人まで様々。
コメ・ニコラはいつもの仕事を持って行って、黙々と作業。
授業の様子は耳で聞いています。
たまたま隣になった人が、そのカルティエをモデルにしている人で、
彼女はもう何年もこのコーチングの授業に通っているそうです。
「もうCAPは持っているけれど、ジュエリーを作ろうとすると
迷うことも多いからここに通って作り方をアドバイスしてもらっている」とのこと。
あぁそうだった。
コメ・ニコラが学校に通っていた頃も、
実は授業の課題通りには作っていなくて、
コメ・ニコラが作りたい物のアドバイスを先生にもらっていたのでした。
と、その時、何だかふわ〜っと目の前が開けたような感じがしたのです。
「できるんじゃん」と。
そうだよ、できるんだよ。
何だか色々なことで、八方塞がりのような気がしていたけど、
そんなことないよ、できるんだよ、と。
それと同時に、学校に通っていた頃の
みんなでワイワイと、色々な技術を身につけたくて頑張っていた状況を思い出したました。
あぁ、初心忘れるべからず。
一人で、ただ黙々と、
しかも上の階の騒音と戦いながら作業していたので、
ものすごくネガティブに、暗く、何だか洞窟のようなところに
閉じ込められたかのような気がしていたので
久しぶりに地上に出たかのようでした。
まぁ、そうかと言って、アトリエの作業場が使いやすいわけでもないので
(思わぬ失敗をしたりして、いかに自分のいつもの作業場に慣れているかを再発見)
そうしょっちょうここで作業をするのもどうかと思ったりもするのですが。
お金もかかることだしね。
たまにここに来られたらいいなぁと思うコメ・ニコラでした。
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