1週間をピエールの実家&彼の姉の家で過ごしたコメ・ニコラです。
ざっとレジュメを。
前にも書いたかもしれませんが、ノエルはフランス人にとって
家族と過ごす大切な日…というか、日本のお正月のように何日か一緒に過ごす日です。
いつもは食べないようなご馳走を食べ、プレゼントをします。
日本人にとっては、ケーキとチキンのイメージが強いクリスマスですが、
フランス人はチキンはクリスマスには食べません。
チキンはもっと、日常的な物。
特に日曜日にチキンの丸ごとを焼いたりします。
ピエールの実家では、特に毎年これを食べる、というのは決まっていなくて、
その年によってレパートリーが違ったりします。
今年のクリスマスは、ジビエがメインでした。
まずは、野うさぎから。
野うさぎを頂くのは、はじめてでした。
ともかく匂いが独特で強いこと。
煮ているそばから、とても濃い匂いがします。
食べられるかな…と思うほどでしたが、味はなぜかそれほど濃くはありません
でした。
でも、特にものすごく美味しいとも思わなかったけれど…。
そして、ピエールが、出発の前日に買ったチーズ。
横で見ていたコメ・ニコラが、ぎょっとするほどたくさん買いました。
六人分だし、後でお父さんが支払ってくれるし…と。
手前から時計周りに、マンステール、シェーブルの黒い灰のチーズ、シェーブル、
カンタル、ブリヤサヴァラン、ブリーの間にトリュフがはさんである物。
ちょっと包丁が入っていてすみません。
そして、おなじみのモンドール。とろとろなので、別皿で。
一見多く見えませんが、何と全部で80ユーロほどかかりました…。
ピエール・パパが住んでいるところでは、チーズ屋さんがなく、
スーパーで買えるのは大量生産の物ばかり。
やはり味が全然違います。
ピエールが実家に帰る時に、ちょこっとチーズを持って帰ったら大好評だったので、
クリスマスのおみやげに買ったというわけです。
そして、翌日は、シャポンを頂きました。
シャポンは去勢した雄鶏で、チキンよりも大きいです。
頭までついています。
これを切り分けるのは、男性の仕事。
モモ、手羽、身の部分などにわけていきます。
シャポンもクリスマスのごちそうの一つ。
この日の夕ご飯は、コメ・ニコラが餃子を作りました。
本当は、出発前日に作って持って行くはずだったのですが、
皮を解凍するのを忘れていて作ることができず。
仕方がないので、材料を持って行って向こうで作りました。
冷凍して持って行くより、やっぱりその場で作った方が美味しかったです。
材料を切ったり、包んだりするのも、ピエールが手伝ってくれました。
また、ピエールのお姉さんクロードも、家で作って色々持ってきました。
その一つが、ケーク・サレ↓
パウンドケーキのしょっぱい版。
中には、オリーブとハムが入っています。
生地には、確か、粉と卵とチーズ(と多分バター)が入っています。
その他にも、コーンフレークをチョコレートでまとめたお菓子
(味はまさに、チョコフレーク)や、
グジェールというシュー生地にグリュイエール・チーズをまぜたおつまみ、
オニオンスープなどを作って持ってきてくれました。
土曜日の夜だけで、これだけ作って持ってくるんだから、大した物です。
ピエールも、お父さんのリクエストで、カスレを作りました。
前日から煮込み始めて、味が良くなった翌日に頂きます。
ちょっと写真が良くないですが、そしてインゲン豆満載ですが、美味しかったです。
いくら六人分でも、インゲン豆1キロは多かったと思います。
(ピエール・パパがそう主張したので、誰もさからえず。
豆が残ったので、ピエールとクロードと二人で半分ずつに分けて持って帰りました)
その他にも、鹿(これもジビエ)や、トリュフ入りソーセージなどを白いブダンの
代わりに頂いたりと、ごちそう三昧でした。
ごちそうばかり頂いて、動かないといけないというわけで、
お散歩に出かけたり。
フランスはこの冬結構暖かくて、しかも雨が多いです。
来るまでも、ちょっと洪水気味のところをみかけましたが、
サルト川周辺もそんな感じでした。
川の水が増えて、勢いが増して、いつもはグリーンのところも水があふれています。
確か、去年は雪が多くて、車で来るにもヒヤヒヤした覚えが。
そして、ピエールの実家では、食べてる時と、誰かがお昼寝している時と、
お散歩している時以外は、カードゲーム「タロ」三昧。
お金をかけているのは、ピエール・パパ、ピエール、コメ・ニコラの三人だけですが、
もう何年も前から、ピエール・パパが、ピエールに戦いを挑んでいるそうです。
コメ・ニコラがもうちょっと弱かった時には、ピエール・パパに支払うことも
ありましたが、最近はほぼピエール・パパの持ち出しが多いです。
そんなわけで、結構タロも真剣勝負。
たまに、ピエールと姉のクロードの間で、壮絶なバトル(舌戦)が繰り広げられたりして、
結構疲れるコメ・ニコラ。
最近は、参加せずに眺めていたりします。
でもどうも、フランス人の家族間では、徹底的にやりあう(舌戦)のも
ありなようです。日本だと、いくら家族でもあそこまで激しく言い合うことは
ないような気がしますが。
たまに仕事などで「あーだこーだ」言われてイラっとしたりしますが、
彼らにとっては、まだまだオブラートで包んだ言い方だったりするのかも、
と、家族の言い合いを見ていて思います。
そして、何だかんだ言い合っても、終わった後はけろっとしているのです。
個人主義の印象が強いフランスですが、実はどうして家族同士の絆も強いし、
人間関係のあり方が表面上ソフトな日本よりも、
ずっと熱いのかもしれません。
コメ・ニコラはどこまで行っても日本人なので、その熱さについて行かれず、
くたびれ果ててしまったりします。
ピエールには、「日本人的な反応だよ」と言われることもありますが
それを変えるのは至難の技です。
というわけで、今年も色々大変でしたが、無事ノエルも終わりました。
いよいよ明日は大晦日。
どうぞ皆様良いお年をお過ごしください。
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