Velib!っていう名前なんです。パリの貸し自転車。
自由という意味のフランス語のlibreと、自転車のveloを
かけ合わせた言葉、らしいです。
確か、去年だったか一昨年だったか、パリ市が
大だい的に交通についてのアンケートを募っていたのですね。
パリは高い建物の間を道路が走っているので、空気は確かに良くない。
コメ・ニコラも、着いた年の夏は、歩いていてぜんそく発作を
起こしたりしてました。
で、なぜかコメ・ニコラの家にもパリ市のアンケートが届き、
空気悪いから何とかしてください、と書いた覚えがあり。
多分、みんなどうやら同じように答えたのでしょう。
しかも、これ以上メトロが増やせるわけでも、車が減らせるわけでもなく。
そんなら自転車はどうよ、というわけでパリ市がお金を注ぎ込んで、
velib!登場と、なったらしい。
ちなみに7月からお目見えしていて、
コメ・ニコラもいいなぁと思ったのですが…。
8月は、かなりの量の観光客の皆様に利用された模様。
システムは確かに良くできていて、
街のあちこちにステーションがあり、
30分以内に返せば、何度借りても1日1ユーロ、だったりします。
ただ、何だか機械がちゃんと働かずに、
ちゃんと返せなかったりするらしい…。
うーん、さすがフランス。
ちゃんと返せないと、保証金の150ユーロが引き落とされたり
するらしいです。
それよりも何よりも、コメ・ニコラを踏みとどませるもの。
それは、こちらの交通ルール。
自転車は、車道を走らなければならず、歩道を走ってみつかると
罰金を80ユーロだか90ユーロだか払わなければいけないんです!
ベルリンはその点、素晴らしく自転車に優しい街でした。
電車の中にも自転車を持って入れるし、
道路には自転車専用レーンがあるし。
なので、気持ちよさそうに自転車に乗っている人がたくさんいました。
↓velib!に乗って信号待ちの人。
しかも、パリは街中一方通行だらけ。
あ、あっち行きたいのに、行かれないー。何て言うことが
往々にコメ・ニコラには起こりがちであり。
1度だけ、真夜中、歩くのが面倒になって乗ろうとしたことがあります。
でも、これが、また。画面のどこをどう押すと、借りれるのかさっぱり。
おかしいなぁ、観光客だって乗ってるわけだから、
カードで支払いで行けるはずなのになぁ、と思いつつ、何度かトライ。
結局、よくわからないままあきらめ(酔っぱらっていたからという説あり)
ちゃんと2本ついている自分の足で家に帰りました。
使えれば確かに便利でしょうと思いつつ、
コメ・ニコラがvelib!に乗る日はいつのこと…。