毎日、あまりの忙しさに、くーらくらなコメ・ニコラです。
今日は授業中に激しく眠気に襲われましたが、
あいにく学校のコーヒーマシンは故障中…。
クリエイションって一体なんですか…状態でデザイン画を描いてました。
とほほ。
そんなわけで、今日もちょっと短めにコメントだけ。
さて、火曜日のストは大したことはなく、
いつもより早めに家を出たコメ・ニコラは、さっさと学校に着きました。
メトロは通常の75%で運営していたので、影響はあまりなかったのですが
SNCFが止まったために学校に来れない人が大勢いました。
半分ぐらいの生徒が学校に来てませんでした。
それよりも、すごかったのはデモだったみたいです。
コメ・ニコラの学校はデモの通り道から少しはずれたところにあるので、
全然影響はありませんでした。
それでも、水曜日に学校に行く途中に、焦げたマットレスが転がってたけど
あれもデモの影響なのかなぁ。
新聞の発表によると1〜300万人の人たちが、フランスでデモに参加したとのこと。
パリでは終点のリピュブリックとか、300店舗ぐらいのガラスが
割られたり、車が燃やされたりしたらしいです。
これは、デモに乗じて、casseurと呼ばれる人たちが、
大いに暴れるかららしい…。
どうやら、木曜日の今日もリヨン駅あたりでは、
デモが交通をブロックしている模様です。
学校のお友達バネッサに、「二人の男の子のお母さんとして、
やっぱりCPEには反対なの?」と聞いてみました。
バネッサはブラジル人ですが、フランス人と結婚をしてフランス在住です。
「若い子たちは、どうせ仕事をしても長続きしないし
2年間も同じところで働いてないから、大した影響はないと思う。
でも、これが通ってしまうと、今度は子供たちだけじゃなくて
どんどん年輩者の制度ができてしまうかもしれない。
だから、みんなが反対してるの」とのことでした。
フランスは日本と違って、終身雇用という考えは少ないし、
結構みんな仕事を替えるようです。
失業率が10%だけど、失業者で一番深刻なのは誰?と聞くと
「やっぱり年を取っている人達。企業も雇いたがらないし。」
うーん。
ドミニク・ド・ビルパン首相は、それでもCPEを撤回しないと言ってます。
フランスは2007年に大統領選挙があるのですが、
ドミニク君が今までは優勢だったらしいです。
このCPE騒ぎで、ちょっと劣勢だったサルコジさんが漁父の利を得たもよう。
でもねぇ。サルコジさんは、移民を選別しよう、と言い出した人。
去年のパリ市街の暴動を引き起こす引き金となった
「市街の若者はくずだ」発言をした人です。
ある意味、コメ・ニコラも移民だったりするわけですが。
芸術とかの技能があって、フランスにも国籍がある国にも
利益がある人だけを、フランスに残す。
その他の人達はお家にお帰り、政策を取っている人です。
その人が大統領になったら…ねぇ。
今もビザの取得などが厳しくなってきているのですが、
さらにさらに厳しくなりそうですねぇ。
明日の夜に、シラク大統領がフランスの現状に対して
テレビに出て演説するそうです。
シラク大統領は、この騒ぎを収められるのか!?
メガネをかけて演説をするのか!?
明日の夜が楽しみなコメ・ニコラです。