随分、内容を飛ばしますが、とりあえず大晦日のお話を。
クリスマスは一人で、あれこれ仕事をして過ごしたコメ・ニコラにとっては、
やっぱり大晦日は誰かと過ごしたかったのです。
そんなコメ・ニコラに声をかけてくれたのが、プードル・マリアンヌさんでした。
あぁ、よかった。嬉しい、嬉しい。
前日の夜と当日の午後は、新しく買ったプリンターと大格闘だったコメ・ニコラ、
なんとか鳥の炊き込みご飯で、おにぎりを用意。待ち合わせの、オペラ座前に急ぎます。
オペラ座前はいつにもまして、たくさんの人出。
イタリア人らしい観光客の集団や、日本人のカップルなど観光客の待ち合わせと、
まさに正装して入場する列を作る人たちと。
今夜の演目は、バレエ「白鳥の湖」です。
ドレスの上に毛皮をまとったご夫人とそのだんな様と思われる人たちの、あでやかさ。
久しぶりにオペラ座の前に来たコメ・ニコラは、みんなにまじってニヤニヤ。
観光客気分で新年を迎えられるのもいいじゃない♪、と思うのでした。
さて、プードル・マリアンヌさんとそのダーリンで
「京子」(46 rue des petits champs tel:01 42 61 33 65)に買い出しです。
おそば、そばつゆ、のり等など、年越しそばの準備。
その後は、ダーリンさんの家の近所でさらに、ケーキやフォアグラ、シャンパンなど
日頃のコメ・ニコラにとって「禁制品」のお買い物です。
あぁ、コメ・ニコラ、汗かいちゃいます。
ダーリンさんの家ではコメ・ニコラが腕をふるい(?)高野豆腐で煮物を作りました。
アペリティフには、フォアグラ!と梅酒、そしておにぎりと高野豆腐を食べた後
いよいよ、年越しそばのお出まし。
テレビでは毎年恒例という、手品やダンスなどのショーの番組をやっています。
あぁ、フランス&日本のまじった素敵な年越し。
コメ・ニコラには、クリスマスとお正月がいっぺんにやって来た、贅沢なパーティです。
プードル・マリアンヌさん、ダーリンさん、本当にありがとう!
何と、ルノートルのケーキでラストをしめた後は、いよいよ街にくり出します。
0時まで、後30分。まずは、シャンゼリゼに向かいました。
案の定、シャンゼリゼはたくさんの人で、メトロの出口からも出られないような状態。
ダーリンさんの案内で、他の出口から出ました。
凱旋門の左側、エッフェル塔も見える位置に陣取ります。
まわりは既に浮かれている人達でいっぱいで、コメ・ニコラやや緊張気味。
そして、いよいよ2006年1月1日!という瞬間は…。あれ???
エッフェル塔が、きらきらにイルミネーションで飾られた以外は、
個人的に花火を上げる人がいるぐらい。
「いつもなら、音楽とか花火とか、もっと華やかなのにねー」
という、プードル・マリアンヌさん。
(コメ・ニコラの推測:新たに市電を作るパリ市は、歌舞音曲をけちったに違いない)
でも、周りのBonne Annee!という声に、新年を迎えた感動を覚えるコメ・ニコラ。
さっき買ったシャンパンで、早速新年の乾杯です!
「おめでとう!」「Bonne Annee!」
ところで、何と大晦日とその夜は、メトロがタダなのです!
なんて太っ腹。しかも終夜運転。ただし、人であふれます。
というわけで、シャンゼリゼの後は、エッフェル塔を目指してお散歩です。
パリの街は、そんなお散歩の人達であふれています。
しかも、酔っぱらっている人もいるし、ちょっとこわい感じです。
ダーリンさんがいなかったら、ちょっと来られなかったなぁと思うコメ・ニコラ。
「Bonne Annee!」という太い声が、あちこちで炸裂していました。
さて、エッフェル塔に着いてみると、そこは、さらに人、人、人。
日本で言う機動隊のような軍隊や、ポリスもたくさん。
そのおかげで「いつもより危なくない気がする」、というプードル・マリアンヌさん。
やっぱり、エッフェル塔はきれいねー、ということで写真を撮りながらどんどん近付いて
一番足下まで来たちょうどその時!
エッフェル塔のキラキライルミネーションが再開しました。
うわーーーー。
あちこちで巨大なダイヤが輝いてるみたい!
こんなジュエリー作りたいよーーー、と思うコメ・ニコラ。
しばし、プードルさんと魅入られました。あぁ、美しい…。
ちょうど1時になったところで、10分間のエッフェル塔のショータイムだったのですね。
今年のラッキーを約束してくれたように輝くタワーに、言葉もありません。
10分間が終わったら、エッフェルも真っ暗。
そのまま途中までプードルさんとダーリンさんに送ってもらって、
歩いて家に帰りました。いやぁ、なかなかどうして、素晴らしい大晦日&年越しでした。
プードルさん、ダーリンさんのおかげです。